社会人から看護師になりたい人に伝えたい!実際なってみると…

2020 6/14

私は会社員から看護師になりました。

その理由は、

看護師は専門職なので、転職しやすい
転職しても看護師としてキャリアを積んでいける
会社辞めたら終わりだ…という不安から解放される
人の役にたてる

といったかんじです。

実際に社会人から看護師になってみると、思っていたほどいいことばかりなかったです。

実際どんなことがよかったか、逆に何がよくなかったと思うかを書いていきます。

あくまで私の場合はなので、みんなが同じように感じるとは限りません。一つの意見として、社会人だけどこれから看護師になりたいと考えている方の参考にしてもらえると嬉しいです。

目次

あまりにも辛すぎた看護学生時代

大学は学費がかかりすぎるし、できるだけ早く看護師になりたかったので私は3年制の看護学校に行きました。

ですがここからして、異様なほど厳しかったです。看護師になるためにはここが難関になります。

何と言うかこの厳しさというのが勉強が厳しいとかそういうことではなくて、体育会系の部活のような厳しさです。

例えば髪の色、靴下の色だとかの身だしなみチェック。看護学校では厳しくチェックされ、できてないと授業を受けさせてもらえないことがあります。

教室の中で飲食してはいけない、お茶を飲んではいけない、一口でもお茶を飲むときは教室の外に出なければならないといった謎な生活制限ルールも学校によってはあるようです。

課題や忘れ物をすると物凄く怒られます。普通に怖くて、委縮してしまいます。

子どもじゃあるまいし、恐怖でコントロールして言うことを聞かせようとするやり方はどうなんでしょう。

普段の生活態度を教員から見られていて、職員室で「あの子は態度がよくない」と噂されると教員間でその見方が一気に広まり、教員から意地悪されることもありました。

看護学生を悩ませる病院実習では、一人の学生に目をつけて徹底的に「指導」し、学生をうつ病に追い込む教員もいました。各学年に一人はその教員のせいで病んで退学していった学生がいます。

教育する立場の人がやることとしては「?」と感じることが多い。

うつ病になり学校を辞めていく学生がいても、

その学生は看護師としての適性がなかっただけ。
これくらいの厳しさに耐えられないなら看護師としてもやっていけないわ。

くらいにしか思っていないんでしょうね。

看護師になる前のこの学生時代の段階で、辞めたいと思う人が続出します。

イメージとしては、めちゃくちゃ厳しい体育会系の部活です。あるいは軍隊。

甲子園の常連校の野球部に入部するくらいの覚悟が必要かもしれません!

一番つらいのは看護師になるまでの学生時代

辛い看護学生時代を終えて看護師になっても、まだまだ辛い日々は続きます。

看護学校ですら異様なほど厳しかったのですから、いわんや実際の現場においてをや、です。

看護学校と同等かそれよりも厳しいです。

ですが私は、看護師になるまでが一番つらいと思います。その理由は、

看護師にさえなってしまえば、嫌なら辞められるから

です。

学生時代は看護師になるためにどんなに嫌でも学校を辞められません。

学校を辞めるとそれまでにかけた時間、学費が無駄になってしまいます。看護学生だったという経歴だけでは何の役にもたちません。

ですが看護師資格をとってしまえば、どうにでもなります。

その職場が嫌なら辞めることができます。

嫌なら看護師自体を辞めてもいいし、やっぱり看護師として働きたいと思ったら戻ってくることもできます。

看護師は看護学生時代が踏ん張りどころです。

会社員と看護師、働きやすいのはどっち?

さて看護学校時代を終えて、看護師になった今。

看護師と会社員どっちがよかったか?

私は看護師になる前、会社員として事務をしていました。

ぶっちゃけて言いましょう。仕事としては、

会社員時代のほうがよかったです!

もちろん私にとっては、です。

看護師は体を使う仕事です。会社員で忙しいと言っても、仕事が終わった後の疲れの質が全く違います。

看護師の「忙しい」は、尋常ではないです。アドレナリンがバンバン出て興奮状態になります。そして家に帰るともう力尽きて動けません。

本当に一歩も動けなくなります。

会社員の「忙しい」は、やることがたくさんあっても、体を動かすことはあまりなかったです(私の場合はですが)。仕事で疲れもするんだけど、なんか質が違いました。

体を使う仕事が苦手な人には、看護師の仕事はちょっと辛いです。

働く人のタイプも違います。看護師は

気が強い人、せっかちな人、人に積極的に関わっていくのが好きな人

が多い印象です。

明るくて元気、エネルギッシュなタイプの人、感情を包み隠さず人にぶつけてきたり、すぐにイライラする人も多いです。

消極的な人や人と関わるのがあまり好きでない人は、看護師としてやれないことはないですが、看護師の世界ではちょっとやりづらく感じることがあります。

私は看護師になってみて、看護師の仕事は向いてなくて会社員のほうが向いているとわかりました。

看護師になってよかったと思うこと

それでも看護師はいいなと思うこともあります。

ひとつは、やはり転職しやすいことです。

会社員だと、その会社を辞めると次の仕事を見つけるのが大変です。

特にこれといったスキルも身につかないただの事務だと、本当に苦労します。なんとか転職先をみつけても、給料水準はグンと下がると思います。

看護師だと転職先は見つけやすいです。

今働いている病院を辞めても、その次の職場でもスキルを活かすことができます。一時パートや派遣になっても、そこから正社員になるのは簡単です。

仕事を辞めたら終わりだ・・・という不安がないのは看護師のいいところです。

看護師になってみて、思っていたのと違ったこと

思っていたのと違ったなーと思うこと。それは

  • 思っていたほど自立した立場ではない
  • 年功序列の組織体制

です。

思っていたほど自立した立場ではない

看護師って、専門職なので自立して働いているというイメージでした。

ですが、看護師はチームで仕事をします。医者の指示がないと医療行為はできません。どうしても医者がボスというかんじになります。

スタッフ同士で話し合うことも多い。自分で好きなようにできることが割と少ないです。

チームなので他のスタッフにもすごく気を遣います。専門職だけど、会社員以上に集団に縛られています。

年功序列の組織体制

専門職なので資格や経験、キャリアで自分の価値を高めていけると思っていたのですが、看護師も会社と同じように年功序列の世界でした。

それとこれは日本的な価値観もあるのか、資格や経験なんかではなく、年数で判断されます。

  • 看護師として何年目か
  • その病院で何年働いたか

で立場が決まります。

転職すると、看護師としての経験はあってもこの病院では新人。ということで一番下の序列に組み込まれたり、なにかと面倒です。

転職しやすいですが、転職すると立場が下になるのは面倒なところです。

これから看護師になりたいと思っている人に知っておいてほしいこと

看護師の仕事としてのメリットは、転職しやすいこと。

これにつきます。

ここは看護師になってよかったと後悔しないところです。

ですが、看護師の仕事は人によって向き不向きがあります。

私は転職もできないキャリアも積めない会社員という働き方に不安を持ち、

看護師になれば今の悩みがすべて解決する。看護師は人の役にたてるし専門職でキャリアも積めるし、看護師になるしかない!

と思って看護師になりました。

しかし実際なってみると、看護師は人間関係が面倒で、キャリアと言っても所詮は年功序列の組織体制から逃れることはできず、思っていたようないい仕事ではありませんでした。

看護師になりたいという夢を潰すつもりはありません。

しかし!なんで看護師になりたいのか、今の仕事に問題があるなら解決できる方法は他にないのかというところをよく考えて、本当に看護師でいいのかよくよく考えてほしいです!

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