年功序列の給与体系はやる気を奪う

2020 6/21

看護師の給料は年功序列です。

看護師のような専門職に年功序列の給与体系って、絶望的に合わないと思うんですよね。

自己研鑽するモチベーションがわかない

勤務の後に勉強会に強制的に参加させられる。

休日に研修に行かないといけない。

看護師なら誰でもそういうこと、経験あると思います。

自分で興味があって参加したいと思うならまだしも、職場から勧められて半ば強制的に行かされるのは、正直嫌ですよね。強制ではなくても、勧められたら断りづらいし。

そうは言っても専門職なので、勉強したり研修に参加して学ぶことはやはり必要な仕事です。

ところがそうやって努力して知識を得たり能力を向上させても、給料は変わらないです。

専門看護師なんかの上位資格をとろうとすると、大学院を卒業しないといけません。時間とお金と労力がいります。

でも給料は変わりません。

となるとね、やっぱどうしてもあんまりモチベーションがわかないんですよね。

給料変わらないなら、今のままでもいいんじゃね?

って思いますよね。何のための大学院かって、自己満足でしかないです。

まわりと比べて特に秀でて仕事ができるわけではないけど、飛びぬけて劣ってるわけでもない。それなりに仕事ができる、という状態で満足してしまいます。

私はバリバリ仕事していきたいっていうタイプではないので、年功序列のほうが競争がなくて気楽でいいけども。

人材が流動しない

年功序列だと職場を変えると大抵給料が下がるので、できれば転職はしたくないとみんな考えます。

すると人材が流動しません。

能力に見合わない給料

長く一つの職場で働いてる人の中には、経験年数は長いけど仕事の能力的には微妙だなって人がいます。

動きが悪くて看護師一人分として数えられないくらいなのに、給料だけはたくさんもらっている。

逆にものすごく仕事ができて能力が高いのに、転職してきたばっかりなので給料は低い人もいる。

成長しなくなる

ポジションも勝手に上になっていくので、新しい知識を勉強する必要性もないです。

いつまでたってもアップデートされず昔の知識で看護をしていて、時代に取り残されてる人もいる。

ミスをしても先輩に注意できる人は少ないので、医療安全上も問題です。

新人だったらアラームが鳴ったら走れとか、間違いではないけどこういうふうにしてほしいとか、細かく注意されます。

でも先輩の動きが悪くても、一人なんか変なことをしてても、あの人はそういう人だから仕方ないってみんな諦めてます。

結果、まわりがフォローするのに必死になって疲労と不満が溜まっていく。

仕事ができなくても、のらりくらりと過ごしてるそういう人。

羨ましいような気もするけど、成長しないって案外本人にとってもつまらないと思うなぁ。

人材が流動するメリット

人材が流動するとメリットもあります。

優秀な人材は待遇が良くなる

転職することが普通になると、みんな生き残りをかけて自分の能力開発に必死になります。 そして病院は能力の高い人に働き続けてもらうために、給料を高くしたり待遇をよくしたりして離職を防ぐようになる、はず。   お互いにとって健全な環境ではないですか。  

いつでも辞められるという心強さ

狭い人間関係の職場では、パワハラやいじめなど揉め事がおこりやすいです。

嫌なことがあったらいつでも辞められる状態。これって精神衛生上ものすごくいいです。

自分でキャリアパスを描ける

病院で働いてると、どこの部署で働くかは基本は病院任せです。

心臓内科で長年働いていて心電図も読めるしこの分野は得意って人が、異動で泌尿器科に配属されてまた勉強しなおしってこともあります。

つまり、看護師って実は自分でキャリアの方向性を作ることが難しい。

転職する時も、どんな分野で働いていたのかは関係なくて、経験年数だけで判断されます。それはその人の努力とか成果を無視するってことでもあります。   これってちょっと、無駄なのではないかと思います。   せっかくその分野の研修に参加したり勉強して能力を高めてきたのに、異動や転職でその知識や技術を使わなくなるってもったいないです。

やはりこれも、専門性があまり重視されてないってことだと思います。

人材が流動的になって質の高い人、専門性のある人が求められるようになったら、どんな経験をしてきたかが重要になります。

そうなるとICUを極めるとか、在宅看護分野を極めるとか、自分でキャリアパスを描いてその分野で頑張っていくことができるようになるのではないでしょうか。

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